「憎しみにNO」英国トラファルガー広場に約1万人が集結
- Crowds gather in Trafalgar Square to say ‘NO TO HATE’ - from Pink News - all the latest gay news from the gay community - Pink News
- BBC NEWS | UK | Defiance at hate victims vigil
「英国のゲイ男性、トラファルガー広場でティーンエイジャー3人に殴られ失命 - みやきち日記」の続報です。2009年10月30日、殺されたIan Baynhamさんを偲び、かつヘイトクライムに抗議するための集まりが同広場で開かれたとのこと。
このイベントには1万人近い人が集まったそうです。イベントではホモフォビックなヘイトクライムの犠牲者たちの名前が読み上げられた後、2分間の黙祷が行われたとのこと。また、Baynhamさんへの追悼として、何千本ものキャンドルに火が灯されました。キャンドルは‘NO TO HATE’(『憎しみにNO』)の形に並べられており、元記事(どちらも)では写真が見られます。
この集まりにはゴードン・ブラウン首相の妻サラ・ブラウンや、たくさんの政治家が参加したとのこと。首相政務秘書官のAngela Eagle氏がブラウン首相からの手紙を読み上げ、ホモフォビアの根絶を訴えたそうです。
ちなみにBBCによると、ロンドンでは2008年9月の時点で、前年度に比べ2割ほどヘイトクライムの通報が増えているんだそうです。これがホモフォビアの悪化を示すのか、またはゲイ・コミュニティが警察を信用するようになって通報件数が増えたということなのかは不明だとのこと。
さらに、この追悼イベントのホスト役をつとめたSandi Toksvigさんによると、ホモフォビックな暴力で有罪判決を受けるのは全体のわずか1パーセントなんだそうです。
個人的には、ヘイトクライムに泣き寝入りすべきではないとするトランスジェンダーのDiana Taylorさんの意見に共感かな。以下、引用。
「こういうイベントに参加しておいて、もし帰り道で酷い目に遭わされても何もしないんだとしたら、イベントに参加する意味なんてほとんどありません」
"There is little point in people attending an event like this and then being abused on the way home and doing nothing about it."
単語・語句など
単語・語句 | 意味 |
---|---|
commemorate | (死者を)追悼する |
reiterate | (命令・抗議などを)繰り返して言う、反復する |
deputy mayor | 助役 |
scores | 多数の… |
antagonism | 敵対(関係)、対立、反目、敵意、反感 |
unapologetic | 弁解[謝罪、言い訳]しない、非を認めない |
lurid | 毒々しい、けばけばしい、どぎつい |
adamant | 断固とした、ユルがない、頑として譲らない |
conviction | 有罪判決、有罪 |